インフルエンザ関連の用語集
弱毒性と強毒性
新型インフルエンザH1N1ウイルスは、今のところ「弱毒性」との
判断がなされています。
漢字を見て単純に「毒性が低い」と思ったあなたは要注意です。
弱毒性とは、感染経路が呼吸器に限られている、という意味で
逆に強毒性というのは、全身の細胞で増殖する可能性があることをさします。
このため、弱毒性というと強毒性のウイルスよりは
弱く致死率も高くないという意味で使われています。
しかし、以前と比較すると日本でも多くの死亡例が確認されています。
(2009年10月9日時点で、22例。)
今回のウイルスの初期の患者の致死率は約0.4%というから、
通常の季節性インフルエンザよりははるかに高い数値です。
「新型」のため、免疫を持っている人が少なく、感染速度が速いのが原因のようです。
フェーズとは
テレビでよく聞く「フェーズ5」などという表現がありますが、
フェーズとは端的にいうと段階のことです。
WHOが定めているフェーズレベルには6段階があります。
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ひとつのフェーズから他のフェーズにいつ移るかを含めて、
現時点でのフェーズの指定はWHOの事務局長が行います。
パンデミックとは
感染症の世界的大流行のこと。
(同義語:爆発的感染)
特にインフルエンザ関連の大流行はインフルエンザ・パンデミックと呼ばれ、
これまでにスペインかぜ(1916年)、香港かぜなどがありました。(1968年)
人間が免疫を持たない病原菌に関しては、感染すると爆発的に広がるため、
健康被害だけでなく、社会機能被害も甚大なものがあります。
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